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ハロウィン記念SSかいちゃいました

koukakuSSlogo.gif



うぁー、遅くなってしまってごめんなさい。
今日は私用で午後から今までずっと留守にしていまして。
携帯から更新してもよかったんですけど、今月はもう無料通話分がないので…。
クロマ、案外しょぼいプランですのよ。
それはさておき。

ハロウィンですね!
ハッピーハロウィン!(とは言わないかな…w)
(※追記:言うんだそうで。トリックオアトリートといわれたらこう返すのが通例だそうです。)

まえ、絵をかくといったのですが、予想外に難航、イメージをさらっと描いた時点で、「コレ、間に合わないよ…」状態になっちゃいまして(汗)
しかたがないので、急遽SSをかきました。
こうなることはある程度予想していたので、若干はかき始めていたのですが、それでもその大半が今日中にかきました。
それで少し、いや結構読みにくいものになってしまったかと思いますが、よろしければ読んでください。

内容はいつものバト素で。
っていうか、それしかうまく思いつかなかったりorz
ネタバレはありませんので、ご安心を。

あー。
でももはや攻殻じゃないかも。

怒らないでね(泣)
『ハロウィン』



時系列は特に定めていません。
SACシリーズのどこか、ということで。
あるハロウィンのお話です。




10月30日、
9課ハンガー内。

いつもはタチコマの出動命令が下ったり、機体整備などとなにかと忙しいこの部屋だが、任務終了の直後には、メンバーが集ったりして、落ち着いた雰囲気で会話がされたりする。

「――それで、明日はハロウィンなんだって、もう二週間も前からうちの娘がよろこんじゃって。」
おおよそこのゴツゴツしたハンガーには似つかわしくない、爽やかな茶髪の男、トグサが言った。
迷惑そうに話しているが顔がニヤけている、のろけ話というやつだ。

「はいはい、それはよかったですねっ! …欧米かっての。」
一方いかにもこのハンガーにいてなんの違和感も無い大男のバトーが答えた。
彼には家族が居ないから、こういった喜びはわからないのかもしれない。
いや、これは羨ましがっているということなのか…。

「その『ハロウィン』ってなぁに?行事かしら?」
紫の髪の毛にぴっちりとした服装の、これまた一見このハンガーには似合わない「少佐」こと素子が聞いた。
どうやら本当に知らないようだ。
普通ならば自らの電脳を使って調べれば、ものの数秒で答えがでるであろうにこうして彼らにわざわざ会話で聞くあたり、彼女は彼らと会話することになんらかの意味を見出しているようだ。

「やだなぁ、少佐ぁ。ハロウィンというのはキリスト教の諸聖人の日の前晩に行われる前夜祭のことですよ。」
「まぁでも日本では、もともとは魔除けの風習だったこの行事も、魔女やお化けに変装して近所の家に訪問して『お菓子をもらわないとイタズラするぞー。』っていうイベントとしての見た目ばかりが有名になってきて、そもそもが国家的に宗教が普及してないから、もっぱらただの仮装イベントだと思ってるみたいですけどね。」
「へぇ~、君達くわしいなぁ~。その記憶、僕達にも並列化させてよ。」
「うん、いいよいいよ~」
会話が知らぬ間に脱線してしまっている彼らだが、A.I.の彼らにここまでの会話が出来るのは凄いことなのかもしれない。
『タチコマ』と呼ばれ、ブルーにペイントされたその機体からは全然そんな感じはしないけども。。。

「へぇ、少佐がハロウィンを知らないなんて、やっぱり任務以外の事には…」
「やめとけ、どつかれるぞ」
バトーがニヤニヤしながらトグサの言葉にかぶせる。

「も、もういいわよ。
 ……トグサ!娘の行事で嬉しいのはわかるが、任務そっちのけになるんじゃないぞ!
 それから今回の報告書も遅れるんじゃないぞ。」

「ほれ、きた。 な?」
「りょーかい…。」



10月31日、夜、
バトーのセーフハウス。

バトーのセーフハウス、彼も他の9課のメンバーと同じく複数のセーフハウスを用意しているが、そのなかでも彼なりに特にお気に入りの場所がここだ。
というか、愛犬のガブリエルを飼っているのもここなので、何日も留守にするわけにはいかないのだ。

コンコン…
扉を叩く音。
「バトー、いるの?」
少佐の声。
声が少し上ずっていたので、バトーはすぐさま腰の銃を確認し警戒態勢を保ちつつ、ドアの電脳鍵を開け、
そしてすぐさま発砲できる体制でゆっくりとドアを開いた。

「――っ!!」


バトーは一瞬なにが起こったのかわからなかった。
自分はもう、擬似記憶の迷路の中にエンドレスに迷い込んでしまったのではないかとすら思った。

目の前に立っていたのはいつもの素子だった。
ただ、黒い魔女のような格好をしている点を除けば。

「……」
バトーはどう言葉を発していいものか、その場で凍りついていた。
すると素子は、照れながら
「お…、お菓子、くれないとイタズラするわよ?」
そう言った彼女の顔は恥ずかしさで少し赤くなっている。



しばらくの沈黙の後、バトーは何とか口を開いて、
「ま…、まぁ、中に入れや。」

この時期の夜は寒い。
全身義体にとって寒さとは感覚器官の制御でどうにでもなるのだが、
任務意外において感覚器官を切るなどというのはあまりしない。

部屋の中に入ると、二人はますますギクシャクとへんな感じになった。
バトーにしてみれば自分のセーフハウスだからいいものの、素子には少し居づらい。

「それは…、あのな、いいにくいんだが」
しばらくの沈黙を破ってバトーがゆっくりしゃべりはじめた。
ハロウィンのこと。大人も仮装する場合はあるが、お菓子を貰いに来るのは子供だということ。

「あ…、そうなの、なんだ…そうなの。
…そうよね、やっぱり…」

やはり落ち込んでいる。
それは普段そういったことには鈍感なバトーにも察せた。
「まぁでも、嬉しいぜ?俺のトコに来てくれてよ。」
「ほんと…?」
「あぁ」
「それに似合ってるよ、可愛いし。
 普段もそれぐらい可愛く…」
「ふっ…それ、どういう意味?」
やっと彼女に笑顔が見られた。
落ち込んでいる彼女をみるのは、誰よりバトーは嫌だった。

でも可愛いと思ったのは本心だった。
普段の彼女の服装は、いわいるセクシーではあるが可愛さはない。
「本当に、可愛いよ…」
「そう、ありがとう…」

友達のくるたんやランちゃんにならば何度か言われたこの言葉も、
男の人、それもバトーのような人から言われると、少し恥ずかしい。

「あ、そうだ、もうこんな時間だし、晩飯、ここで食べてけよ
 俺はこう見えて料理は得意なんだぜ?」
「知ってるわ。
 そうね、そうしましょう。せっかくのお誘いだし。」

「それに俺…、まえから話したかったことがあるんだ…」
「あら…なぁに?」
「それは…
 後でなっ。」
「そう?後で…?」
「あぁ、後で。」

バトーと素子は顔を向かい合わせて微笑んだ。
素子は魔女の大きく黒い帽子を脱いで、そっとそばの椅子に置いた。






 
 
Comment
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かわいい・・・  
クロマさまがw
がぶさんより乙女度5万倍はありますね。
いや、少佐もかわいいです。
これならバトーさんもついつい可愛い、なんて言っちゃうかも!
恥じらいってなにげに萌えますねぇ。
これが、がぶさんの脳からははでてこないのよね~。
ああ、これがゴーストのかわいさの違いというもの?
骨の髄からハードボイルドですからねぇ


「みんな、心の洗濯してみねぇか?」

ぶふっ!

・・・今、あくるさまのところで知ったバトーさんの大塚明夫様のネットラジオからこんな台詞がっ!!
ああ、心の洗濯しよう。<とりあえず鼻血を吹いて
がぶ #- 2006.10.31 Tue 23:52  [URL] [Edit]
か、可愛い過ぎです♪//  
さっそく読ませていただきました。

素子さん可愛すぎです、魔女な素子さん。
ある意味、普段も魔女な方ですが、クロマさんが書かれると、もうどうしてすごく可愛いくなってしまうのでしょう?
ちょっとおボケな素子さんがたまりません。
読んでて、自分がデヘデヘしてしまいました///
バトーさん羨ましい~。

とてもほんわかした、心洗われるお話ありがとうございます。
あくる #- 2006.10.31 Tue 23:54  [URL] [Edit]
ハッピーハロウィン!w  
> 「お…、お菓子、くれないとイタズラするわよ?」

はははは

是非このセリフを田中女史に囁いて欲しいww
課長 #grGQ8zlQ 2006.11.01 Wed 01:58  [URL] [Edit]
初めまして  
通りすがりのものです。
私はバトーと素子がセットで大好きなことと、
つい昨日SSSを上司から借りて見てしまった事が
重なって、ついつい書き込みをしてしまいました・・・

SSSの内容が私的に「バトーの素子に対する愛が
あふれてる」話だったため、あまりにもこの小説が
シンクロしてしまったのです。

も~~~~クロマさまっ!
DVD発売の暁にはクロマ様の舞い上がるお姿が
目に浮かぶようです。

ではまた機会があったらおじゃましまーす。
rei #FBS4NHfE 2006.11.01 Wed 18:53  [URL] [Edit]
>がぶさん  
読んでくださってありがとうございます。

>クロマさまがw
>がぶさんより乙女度5万倍はありますね。
あ、だから私maleですってw
正真正銘乙女のがぶさんの5万倍はありえませんよw
おばかな男子の脳はこんな感じです。

>恥じらいってなにげに萌えますねぇ
「恥じらい萌え」ですね!?(笑)
でも素直な少佐って素敵。

>骨の髄からハードボイルドですからねぇ
そちらのハードボイルドバトー素敵ですよ。
漢って感じで!少佐もよき理解者で。
SACの正等進化版ですよ

>「みんな、心の洗濯してみねぇか?」
私も拝聴しました。
終始バススピーカーが鳴ってました…w

>とりあえず鼻血を吹いて
あ、クロマ、出血罪ですね。(ないよw)
クロマ #ZCZy.3M6 2006.11.01 Wed 19:27  [URL] [Edit]
>あくるさん  
どうも、読んでいただきありがとうございます。
急いで書いた文で恐縮です。

>もうどうしてすごく可愛いくなってしまうのでしょう?
なぜでしょうねー…。
お馬鹿な男子の妄想??w

>ちょっとおボケな素子さんがたまりません。
彼女がそういった一面見せそうにないので、やってみました。
負けず嫌いなので、強がるのがいっそう…

>自分がデヘデヘしてしまいました///
私も書いててデヘデヘでした…
あーもう恥ずかしいっw

クロマ #ZCZy.3M6 2006.11.01 Wed 19:30  [URL] [Edit]
>課長さん  
ハッピーハロウィン!課長。

>是非このセリフを田中女史に囁いて欲しいww
それもいいですが、私はぜひ課長に。

「お…、お菓子、欲しいのだが。
 くれないのなら、イタズラをしてしまうかもしれんよ」

ふふふ。w
クロマ #ZCZy.3M6 2006.11.01 Wed 19:32  [URL] [Edit]
>reiさん。  はじめまして!  
はじめまして、こんばんわ。クロマです。
はじめてのかたも大歓迎ですよ。
みんな最初は「はじめまして」からですから。

SSS、ご覧になったのですね、私も観ましたよ。
バトーの愛、たしかに凄かったですね。
素子もいつもより可愛くかかれていたと思います。

DVD、もう予約してしまいまして、あとは待つのみです。

>ではまた機会があったらおじゃましまーす。
どうぞ、いつでもお越しください♪
クロマ #ZCZy.3M6 2006.11.01 Wed 19:35  [URL] [Edit]
SS拝見。  
ああ、少佐が可愛い!
コレが今巷で話題のツンデレですか。(たぶん違う。

普段のクールな少佐大好きですが。
何故かこの少佐、容易に想像できますねw
>「お…、お菓子、くれないとイタズラするわよ?」
テレながら、でしょうか。
可愛すぎて悶えましたよww

少佐の魔女っこコスのチョイス、絶妙ですね!
大きなつばの付いた帽子、誰か絵にしてくださいませんかね。。。
ね、クロマさま?(ちょっと小首を傾げて←タチコマがw


・・・すみません(汗
朝からイヤな事があったのでテンションおかしいです。
SSで癒されました♪
今日も1日頑張るか~☆
れい #- 2006.11.02 Thu 09:03  [URL] [Edit]
>れいさん  
今回のSS、行き当たりばったりで申し訳ないです。
字数も少ないし。
まぁ、半分ギャグかな。なんて思ってるんですが。

みなさんのコメントで気がついたのですが、なかなかコレ、ツンデレになってますねぇ…。
周りに言わせればツンデレの私からすれば容易な発想なんですけど、どうでしょう、新鮮でしたか?

可愛いですけど、少佐っぽくないかも。
でも想像は出来たり。
ぜひCV田中さんで入れて欲しい(ぉぃ)

>ね、クロマさま?
「ありがたき幸せござる」なのですが、不幸にして私には画力がないもので…
絵心というか。

大きいつばのついた帽子でちょっと照れてる少佐。
だれか描いてやってくださいまし。

>SSで癒されました♪
おお、それはよかった。
私の妄想も一人の人間を救えたとあらば本望でしょうw
クロマ #ZCZy.3M6 2006.11.02 Thu 11:54  [URL] [Edit]






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